潮風通信

〜尾道の潮風にのせてお届けします〜

第10話

尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市

尾道水道

 尾道市歴史文化まちづくり推進協議会が発行しているポスター(日本遺産尾道市公式パンフレットおよびポスター)にある「ようこそ。日本の心の縮図へ」や「ああ、この景色に会いたかったんだ」などのコピーで知られているように、平成27年に尾道市は文化庁により日本遺産(Japan Heritage)に認定されました。
 当山も古寺めぐりのルートのひとつで、尾道水道を望む大きな舟形のお墓や江戸時代に再建された伽藍などが、その箱庭的都市の一部を担っています。

 中世の開港以来、人とモノと財が集まる港町として栄えた尾道。
尾道水道と尾道三山の間の限られた空間に、寺社や家々がひしめき、坂道と路地でつながる景色が「箱庭」にたとえられてきました。

 日本遺産の尾道で、あなたの心に出会ってください。

(「日本遺産 尾道市」パンフレットから引用)